今回は自由設計でのご提案です。
生産工程中に発生した鉄粉やゴミ、またはホコリによって
ちょっとしたライン停止など、生産に支障をきたす状態はありませんでしょうか。
例えば
① 製品ラベル等シールの貼付け工程(ゴミによる剥がれの恐れ)
② 画像やバーコードの読み取り工程(ゴミによるスキャン不良)
③ 各種センサー使用の組立工程(ゴミ溜まりによるセンシング不良)
確実な品質管理はもちろんのこと、設備立上げ当初に盛り込まれなった部分で定期的に清掃が必要な場合や、現状クリアランスがなくエアブローが設置出来ないなど、痒い所に手が届くのではないかと思う
今回のご提案。
写真は一例ですが、実際にお客さまに納品してご使用いただいている部品です
中空に造形して空気路を確保しています。FDMでの造形のため、吸引など内圧の保持は難しいのですが
エアブローとしての使用は全く問題ありません。
広範囲を一気に清掃したい場合や、凸凹で入り組んだ形状をした対象物又は治具に対してピンポイントで清掃したい場合など、既存の設備に隙間がないなんて場所に3Dプリンターならではの形状でエアー通路を作ることも可能です。
仮設ですが、下の写真はエアブローのビフォーアフターになります(0.4MPa)
設計して造って設置して、あとは設備側のプログラムに工程を追加して完了。
都度、手動でエアブローをしている工程は多少のタクト削減に繋がるかもしれません。
上記は生産設備に着目しましたが、清掃という点では別に業種は問わないですね。
個人的にはドラッグストアやホームセンターの商品棚に付いていればいいのになって思っています。
商品にホコリが乗っていると、「長期在庫か」とか「これ売れてないのかな?ググってみよ」なんて思って購買意欲が削がれて棚に戻すことがあったりします。これだけでも多少売上が変わるんじゃないかなーと。とはいえあの莫大な量の棚ですから、人力でやっても、自動化をしてもお金がかかりますね。
つまり、そこに我々の価値を見出さなければいけませんね。
なんてあれこれ考えるとキリがないので、まあとにかく思いついた事で物理的に可能なモノは造ってトライしてみればいいんです。それで問題があればその都度改善をしていけばいいんです。ハナから完璧なんてありませんから...。って考えです。
「出来る事からコツコツと」とある方から教わりました。
As another added value…
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